別府社長の手帖10

「限界とぼく」



文章 別府倫太郎 2014年7月5日更新



「自分の限界を知ること」。

あるひとは、僕にむかって、こう言った。

そして、

「すこし、大変でも限界をこえてみる。

そして、「限界」というがわかったら、

自分のなかに記憶していく」

と言った。

どういうことか、というと、

体調とか、遊びとか、学習とか、

色々なものには、「もうできない」、という「限界」がある。

その、自分なりの「限界」を知る。

べつに、限界を「越える」とかではない。

「知ること」これが重要なのだと思う。

たとえば、長時間、畑仕事が、できるひともいるし、

短時間しか、できないひともいる。

朝、はやくに起きる人や、いつも、寝坊する人もいる。

これは、どうやっても、変えられない。

変えようとしない。

それでも、いいのだ。

何回も、言うが、「知ること」。つまり「気づくこと」。

これが、すこし気がラクに行けられるコツでは、ないだろうか。









作者

別府倫太郎 プロフィール




2002年12月5日生まれ。

新潟県十日町市在住。

3年前から始めた「別府新聞」の社長でもあり、

別府新聞のたった一人の社員でもある。

「学校に行っていない思想家」「ポレポレぼうや」など

色々な呼び名がある。




(第10回「限界とぼく」終わり)









別府社長の手帖いままでのタイトル

第1回「そこに居る光」2013-7-21更新

第2回「今を得るだけでは得られないもの」2013-7-28更新

第3回「生きるって何?死って何?病気とは何?」2013-8-7更新

第4回「見えないところに本質がある」2013-9-22更新

第5回「ボーっとすること」2014-9-22更新

第6回「カメラのこと」2014-5-31更新

第7回「ペロペロ、ソフトクリーム」2014-5-31更新

第8回「みそ汁、するする」2014-6-16更新

第9回「限界とぼく」2014-7-5更新

第10回「息子のまなざし」2014-7-13更新

第11回「分からないことの存在」2014-9-17更新

第12回「聞くと書く」2014-9-19更新

第13回「いじめという意見」2014-9-19更新

第14回「小さな火のなかで」2014-9-30更新

第15回「一番目の事実」2014-10-2更新

第16回「毎週金曜日」2015-1-30更新

第17回「ひきこもり計画」2015-2-6更新

第18回「寒ブリと焼き芋」2015-2-13更新

第19回「倫太郎のゆめ」2015-2-20更新

第20回「原稿一枚分の詩」2015-2-27更新

第21回「ライフ・イズ・ビューティフル」2015-3-6更新

第22回「体の反応」2015-3-20更新

第23回「石とぼく」2015-3-27更新

第24回「蚊に刺されて」2015-6-2更新

第25回「最後に」2015-8-9更新




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