別府新聞社は新潟の十日町市という所にあります。

米どころでもあり、豪雪地帯としても知られている新潟十日町。

その十日町にも冬が来ようとしています。

ミカンを食べすぎる冬。

布団から離れられない朝。

スルメをストーブの上で焼くお茶の時間。

そんな雪国のくらしが来ようとしています。

雪国のくらしは不思議で面白いです。

独特の空気感があります。

雪国の人は冬と繋がっていて雪に溶けちゃったんじゃないかと思うほどです。

ここでは江戸時代に発行された「北越雪譜」(これも雪国のくらしについて書いた本)を片手に

そんな雪国のくらしを書いていきます。

(もちろんミカンを食べすぎて手が黄色くなったとかも・・・)





▲ここが新潟県十日町市。




新潟県十日町市

11月22日18時現在の情報 (別府新聞社本社前の情報)

外気温 6.5℃ 積雪量0m




雪国くらしの手帖

「その2 はなちゃん登場の巻」

2012年11月22日(金)更新

冬なのか秋なのか分からない新潟県十日町・・・

だけど、家では柿の渋抜きが行われています。

甘柿はそのまま食べても大丈夫ですが、渋柿はそのまま食べると渋い。

なので、焼酎に付けて渋を甘味に変えます。

すると、美味しい柿に。

では、やり方をみていきましょう。





これがその柿。こんないっぱいの柿、食べれるんでしょうか?



柿に付ける焼酎はアルコール度数35度という飲んだら一気に酔っちゃう焼酎。



その焼酎に柿を付けます。



焼酎を付けるのはこのヘタの部分。ヘタに付けると焼酎がよく染みこみます。



そしてビニール袋の中にいれて、密封にしてできるだけ真空にします。

「じゃあ食べましょう」と言いたい所ですが、まだ渋い。

甘くなるのは一週間後です。また、食べれる頃になったら伝えますね。

さて、ばあちゃんが柿の渋抜きをした後、別府新聞のアイドル犬「はなちゃん」の散歩に行きます。

今日は晴れてていい天気。はなの散歩も気持ちいいです。



はなの散歩は不思議な力があるような気がします。

黙っているけど姿で何かを伝えてくれる「はなちゃん先生」です。



そんな、はなちゃん先生は気持ちいい風に乗っています。耳が飛行機の翼のみたい!



はなちゃん先生また歩いているとすごい出会いが!それは・・・



虹です。本当に虹のイメージそのもの。

ちょうど、お天気雨だったから虹が出来たのでしょうか?

でも、はなちゃんは全然見てない・・・(笑)もくもくと進んでいきます。





こんな綺麗な紅葉もあります。でもはなちゃんはやっぱりもくもくと歩いています。



散歩をしていると夕方時になり光も綺麗に・・・

だけど、やっぱりはなちゃんは進んでいきます。







でも、はなちゃんのすごい所は進んでいく事だけではありません。

そのもう一つのすごい所は家に帰る事。

家のまわりの地図がインプットされているのでしょうか?

今日もいつも通り家に付きました。

帰ってきたよ!ただいま!

では、また明日別府新聞で会いましょう。 (文章 別府倫太郎)






雪国くらしの手帖いままでのタイトル

その1 「えびす講の巻」 2013-11-21更新

その2 「はなちゃん登場の巻」 2013-11-22更新

その3 「ばあちゃんのこうこの巻」 2013-11-23更新

その4 「塩沢宿の巻」 2013-11-27更新

その5 「雪国の過ごし方」 2013-12-22更新

その6 「雪の未来」 2013-12-22更新

その7 「雪国の正月その1」 2014-2-2更新

その8 「雪国の正月その2 どんど焼き」 2014-2-11更新

その9 「雪国の正月その3 鳥追い」 2014-2-15更新

その10「雪国の正月その4 むこ投げ・墨塗り」 2014-3-15更新

その11「団子まきの巻」 2014-3-21更新

その12「野沢菜漬けの巻」 2014-11-11更新

その13「お手玉」 2014-12-31更新


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