別府新聞社は新潟の十日町市という所にあります。

米どころでもあり、豪雪地帯としても知られている新潟十日町。

その十日町にも冬が来ようとしています。

ミカンを食べすぎる冬。

布団から離れられない朝。

スルメをストーブの上で焼くお茶の時間。

そんな雪国のくらしが来ようとしています。

雪国のくらしは不思議で面白いです。

独特の空気感があります。

雪国の人は冬と繋がっていて雪に溶けちゃったんじゃないかと思うほどです。

ここでは江戸時代に発行された「北越雪譜」(これも雪国のくらしについて書いた本)を片手に

そんな雪国のくらしを書いていきます。

(もちろんミカンを食べすぎて手が黄色くなったとかも・・・)





▲ここが新潟県十日町市。


新潟県十日町市

11月21日10時の情報 (別府新聞社本社前の情報)

外気温 8.2℃ 積雪量0m




雪国くらしの手帖 2013年11月21日(木)更新

「その1 えびす講の巻」


昨日、11月20日はえびす講と言う行事がある日だと知っていますか?

えびす講とは、えびす様、またはかまど神(台所などの火を使う場所に祀られる神)を祀り

一年の無事を感謝して五穀豊穣、大漁、商売繁盛を祈願する行事の事を言うそうです。

なんで僕がこんな事を言っているかと言うと、

スーパーの魚売り場で鯛が売っていて、それを見た僕のおばさんが

「11月20日の”えびす講”と言う行事で鯛をえびす様にお供えするみたいよ」と言ったのが始まりでした。

実は僕もこのとき初めて知り興味深々だったので

一匹100円の鯛(新潟県産)を4匹買いやってみようと思い立ちました。

そもそも鯛をえびす様にお供えするのがどこの地域でやっているのか気になりましたが、

新潟なのか、それとも十日町市が長野寄りなので長野の地域なのか・・・

別府新聞取材班も分かりません。(笑)

まぁ、ともかくやろうという事で11月20日になり鯛をさばき始めます。





いかにも、美味しそうな鯛。そして、塩も振りかけます。



お皿に盛って・・・



神棚のえびす様にお供えします。

別府社長(11)は背が低くて届かない!(笑)



1年の無事を感謝して、鯛をお供えして、えびす様にお参りします。





えびす様が鯛を食べ終えた頃(?)

お供えした鯛を美味しい美味しい塩焼きで食べます!!まずは焼いて・・・



そして、食べます!





えびす様にお供えした鯛はすこぶる美味しいものでした。

皆さんも、えびす講で鯛をお供えして美味しい鯛を食べて下さいね。

では、また別府新聞で会いましょう。 (文章 別府倫太郎)



雪国くらしの手帖いままでのタイトル

雪国くらしの手帖いままでのタイトル

その1 「えびす講の巻」 2013-11-21更新

その2 「はなちゃん登場の巻」 2013-11-22更新

その3 「ばあちゃんのこうこの巻」 2013-11-23更新

その4 「塩沢宿の巻」 2013-11-27更新

その5 「雪国の過ごし方」 2013-12-22更新

その6 「雪の未来」 2013-12-22更新

その7 「雪国の正月その1」 2014-2-2更新

その8 「雪国の正月その2 どんど焼き」 2014-2-11更新

その9 「雪国の正月その3 鳥追い」 2014-2-15更新

その10「雪国の正月その4 むこ投げ・墨塗り」 2014-3-15更新

その11「団子まきの巻」 2014-3-21更新

その12「野沢菜漬けの巻」 2014-11-11更新

その13「お手玉」 2014-12-31更新


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